コミュニティマネジメント学科

人々が生き生きと暮らせる地域コミュニティをつくる。幅広い教養と実践力を備えたコミュニティリーダーを育成します。

現在、社会は変容の渦中にあります。日本だけではありません。世界のあらゆる地域で、昨日までの当たり前が明日には非常識と化してしまうような変化が加速しています。
その背景にあるのはグローバル化や高度情報化、そして複雑化・多様化といった社会現象です。日本をはじめとする先進諸国では少子高齢化も深刻な問題です。そうした中、人と人との関係のあり方も、人類がこれまで経験したことがないほどの根源的な変化を来していると言って過言でないでしょう。
その影響を受けて、地域社会※1の変化も加速度を増しています。かつて、地域ごとに当たり前のように存在して人々の安心や安全を支えてきた「コミュニティ※2の機能や役割」が減退し、それに伴って発生するさまざまな社会的問題がクローズアップされています。
そのような時代の中、コミュニティの再生・活性化をブルドーザーではなく「人」によって進めよう──。これがコミュニティマネジメント学科の理念です。地域住民にとって暮らしよいコミュニティをつくる。地域を元気にする人を育てる。その目的にふさわしい、新しい教育システムを備えた学科として2004年度開設された、新しい学科です。

コミュニティマネジメント学科
コミュニティマネジメント学科

※1【地域社会】あなたを取り囲んでいる身近な社会のこと。居住している地域のことも含みますが、それだけではなく「大学」や「高校」という環境も地域社会のひとつであると理解してください。

※2【コミュニティ】人と人とが結びつき、人々が暮らせるように活性化された状態の地域社会のこと。

※3【コミュニティ化】今ある地域社会を、人々が生き生きと暮らせる「コミュニティ」へと変えること。

※4【コミュニティリーダー】地域社会の中でコミュニティ化への活動を行うスペシャリストのこと。

特色

現場での実習重視──さまざまなコミュニティでの活動を通じて「学ぶ意欲」をつかむ

コミュニティマネジメント学科のカリキュラムは「実習重視」です。コミュニティの現場こそがもっとも優れた学びの場である、と考えているからです。地域社会、職場、学校などさまざまなタイプのコミュニティに実習場所を求め、年次に応じてステップアップしていきます。現場での体験を通じて得た問題意識を基に、本物の「学ぶ意欲」をつかんでもらいます。
中核科目の「コミュニティマネジメント実習」(2・3・4年次)では、学内外で組成された活性化プロジェクトに参画することを通じて学ぶ「プロジェクト・ベースド・ラーニング」(PBL)を取り入れ、交渉力や調整力、洞察力、コミュニケーション力などを磨きます。
前駆段階となる1年次においては、必修の「コミュニティマネジメント入門」「入門実習」を通じて、コミュニティの現場で学ぶための基礎的な知識や経験を積めるようにプログラムされています。

特色

人間、社会、コミュニケーション──3つの分野から、まんべんなく学ぶ

コミュニティマネジメント学科の科目構成の最大の特徴は、「コミュニティ」や「マネジメント」について狭く専門的に学ぶのではなく、人間、社会、コミュニケーションに関する様々な学問分野を幅広くまんべんなく学ぶように設計されている点です。偏りのない幅広い教養こそが、コミュニティリーダーとしての実践力の基礎となるという考え方に立っています。これは、専門性を追求してきた在来型の大学教育への反省から生まれたもので、最先端の高等教育理念に基づいたものです。
学科専攻科目の多くは「コミュニティデザイン系」「ライフデザイン系」「ジャーナリズム系」の3つのカテゴリーに分類されており、いわゆるまちづくりはもちろんのこと、ひとりひとりの人間の心と身体の問題や、メディアを通じた社会の合意形成の問題など、多種多様な専門分野を持つ教員による教育が行われています。学生は各自の学修プランに基づいて各系の科目を計画的に履修することができます。

特色

卒業研究は必修──少人数ゼミを基盤としたきめ細かな指導で探求する力を磨く

コミュニティマネジメント学科では卒業研究が必修です。学生自身が主体的に研究テーマを設定し、現場での調査や実践を踏まえて、社会の本質を探究していきます。卒業研究の方式としては「論文」と「制作」を選択することができます。
卒業研究は学生にとっては大変高いハードルです。しかし、原則として全教員が参画することによって実現した少人数ゼミ(1クラス平均11~12名)を基盤としてきめ細かな指導を行うことにより、無理なく探求力を磨くことができます。多様な専門分野を持つ教員の指導の下、ゼミ生と励まし合いながら人間と社会に対する認識を深める経験は、大学生活の醍醐味と言えるでしょう。

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