研究テーマを教えてください。

自然環境の保全、歴史的環境の保全、まちづくり、村づくり…、「わたし」１人の範囲におさまらない「わたしたち」の問題を、どのように考え、どのような関係や仕組みをつくり、どのように支えあいながら、解決していけばよいのだろうか…、これが私の研究テーマです。琵琶湖や琵琶湖周辺の地域をフィールドに研究に取り組んでいます。

専門分野の面白さは何ですか？

私の専門分野は、社会学の中では環境社会学と呼ばれる分野になります。ただ、環境問題や地域活性化等の問題を社会学的な視点から分析するだけでなく、自治体の環境政策や、地域の環境保全団体の取り組みとも積極的に関わりながら研究を進めています。研究と具体的な実践とつなげていくところに、私自身は充実感(面白さ)を感じています。最近は、研究だけでは飽き足らず、市民の皆さんと環境保全活動を支援するNPOも設立しました。

なぜその専門分野を選ばれたのですか？

学部生の頃は、日本の漁村の家族や親族の研究をしていましたが、大学院の博士課程に進学してからは、漁村の漁場管理・資源管理の問題に取り組むようになりました。ここまでくると、かなり環境問題に近いテーマになります。その後、滋賀県職員として滋賀県立琵琶湖博物館の開設に関わったことから、琵琶湖の環境問題に積極的に取り組むようになりました。

好きな本、映画、趣味など

以前は、小説をよく読んでいました。特に、村上春樹の小説をよく読んでいました。忙しくなって、すっかり文学から遠ざかっています。体力維持も兼ねて、ウォーキングやジョギングもやっていました。フルマラソンを走ったり、100kmウルトラウォーキングにも出ましたが、最近は、さっぱりです。これではいかんと思っています。

ひとこと

大学教員として活動については、以下のホームページのブログで報告しています。お時間があれば、ご覧いただければと思います。

• 「環境社会学/地域社会論 琵琶湖畔発」