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Graduate School of Sociology

社会学研究科

社会福祉学専攻

社会福祉学は、人間の尊厳に深く関わる学問の一つです。「社会福祉とは何か」を問うことは同時に「生きる」ことそのものを問うことに他なりません。したがって、社会福祉を学ぶためには、社会で起こっている人権侵害に敏感であることが求められます。本社会福祉学専攻では、さまざまな場面で、社会福祉を科学的に学ぶことに不可欠な鋭い時代感覚、社会問題への深い洞察力を養います。そして、科学的・体系的な社会福祉学を学ぶことで、いのちの現場でおこっている様々な人権侵害の本質に切り込んでいく力をつけていきます。大学院でより深まる社会福祉学の専門的な知見と高い技術が、社会問題を乗り越える「知力」をみなさんに提供することでしょう。

社会福祉学専攻では、いま多くの方が学んでおられます。学部から大学院へと進学した学生はもちろんですが、専門職としてすでに社会福祉職に就いておられる方も多いことが特色です。また、最近では外国からの留学生も増えてきました。社会福祉学を学んでいくには多くの方との交流や対話を通して自らを鍛えていくことが必要です。多様な考え方、生き方と出会える場を提供することができることも本社会福祉学専攻の魅力の一つといえましょう。

伝統ある社会福祉学教育

龍谷大学は第2次世界犬戦前より、海野幸徳(うんのこうとく)が社会事業学研究教育を行うなど、日本における社会福祉学研究教育の草分け的存在です。研究教育の長い伝統のもと、現在では学部、大学院で多くの学生・院生が社会福祉学を学んでいます。
また他大学に先駆けて、1971年に大学院文学研究科社会学・社会福祉学専攻(修士課程)が開設され、長年にわたり多くの社会福祉学研究者・教員を輩出しています。1984年には博士課程が増設され、さらに1991年には社会学部の設置に伴い社会学研究科社 会福祉学専攻(修士課程・博士課程)が開設され現在に至っています。このように龍谷大学の社会福祉学教育には長年の伝統と実績があります。

「現場主義」による社会福祉実践とリンクした教育

龍谷大学では、伝統ある社会福祉理論研究、社会福祉政策論研究、地域福祉論研究、仏教社会福祉論研究に加えて、高齢者福祉論、児童福祉論、障害者福祉論などの各種分野論、さらにソーシャルワーク論、精神保健福祉論等多くの領域における豊かな研究指導体制が整っています。また社会福祉現場における実践とリンクした研究、現実に生起する社会福祉問題に直結した研究を指導しています。社会福祉学は現実に起こっている社会福祉問題や実践と乖離していては意味がありません。そのために龍谷大学の社会福祉学教育は徹底した「現揚主義」を貫いています。

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