社会学研究科では社会学専攻と社会福祉学専攻の2専攻を開設しています。社会学専攻は、社会理論や家族社会学、コミュニケーション論、環境社会論、比較社会論、社会病理論などを中心に社会学研究を網羅。
社会福祉学専攻は、理論研究としての社会福祉学理論、社会福祉方法論と社会福祉史分野研究としての医療福祉論、児童福祉論、高齢者福祉論などをカバーし、関連研究として社会福祉制度論、社会福祉財政論、比較福祉論、福祉工学、事例調査研究、文献学などの社会福祉研究も行っています。
また、両専攻とも、充実した実習科目を設けて、実践的な教育・研究を推進。情報化社会に対応した教育・研究も進めています。社会人の受け入れも積極的に進めており、推薦選抜入試を設定しているほか、働きながら学べるように昼夜開講制を導入しています。
大学院合同研究室に自習用机・パソコンなどを設置し、研究をより深め、学識を一層広く高められるよう、研究条件の改善に努めています。合同研究室は午後8時まで大学院生が自由に研究できるよう開放しています。
生涯学習意欲の高まりを背景に社会学研究科では、1991年以来、他の研究科にさきがけて社会学・社会福祉学の両専攻において、修士課程・博士後期課程の両方で社会人の入学および就学、リカレント教育を受け入れてきました。講義の形態では、社会人の方々の就学の便宜を図るために、午後5時以降に開講するように制度化しており、ゼミにおいても個々人の事情に可能な限り対応できるように工夫を重ねています。