「大津エンパワねっと」では、滋賀県大津市瀬田地域および中央地域のキーパーソンや実践家の協力を得て人的ネットワークを形成し、地域社会におけるさまざまな問題を地域住民と社会学部の学生、教職員が協力し合って、課題の発見、共有、解決をめざしていきます。

社会学部は、人が営む共同体である「社会」のあり方を学ぶ中で、人と人、人と組織や社会とのかかわり、さまざまな社会問題を解き明かす試みを行っています。そして、学んだ理論を現場で検証し、その結果を理論に反映させる「現場主義」をキーワードに、実習・演習を重視したフィールドワーク主体の実践的な授業を行っています。「大津エンパワねっと」もこうした取り組みのひとつといえます。

地域社会に根ざした大学をめざして

龍谷大学では、これまでも教員個人や学科単位などで地域社会との結びつきを考えた活動を行ってきました。「大津エンパワねっと」では、これまでの取り組みを踏まえつつ、「大学も地域社会の一員である」という考えのもと、学部全体で地域社会に根ざした教育のあり方をめざしています。

地域連携の協働組織について

「大津エンパワねっと」をスタートするにあたっては、地域の方々と学生の皆さんがともに協力し合えるための新組織「大津エンパワねっと協議会」を立ち上げます。同協議会には、地元の諸団体の関係者に広く参加していただき、地元住民と学生がそれぞれの発想で取り組む数多くのプロジェクトの連絡調整を図るとともに、プロセスや成果の評価といった活動も行います。