「龍谷大学・北船路米づくり研究会」の概要

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「龍谷大学・北船路米づくり研究会」の概要

■ 「龍谷大学・北船路米づくり研究会」は、龍谷大学社会学部(大津市瀬田キャンパス)脇田ゼミナールで2010年度春より行われているプロジェクトです。琵琶湖を一望する比良山麓の棚田(大津市八屋戸北船路)において、地元の農家の指導を受け、コシヒカリ米と里芋を生産しています。生産したお米や里芋を「龍大米」、「龍大芋」として、私たち学生自らが京都や大津の飲食店に出荷し、好評を博しています。

■北船路の農村コミュニティでは、後継者が不足し、農家が高齢化するなどの問題を抱えています。また、農作業を行う上で、条件的に不利な「棚田」という農地をどのように保全していくかという課題が顕在化しています。当研究会では、単に農業体験をするのではなく、学生と指導農家の交流(農学連携)の中で、農村活性化の手がかりを探るべく更なる活動の展開を模索してきました。

20121101yasaiichi.jpg ■2011年度後半から、生産者と消費者との「顔の見える関係」づくりの活動して、大津市の商店街で「北船路野菜市」を開催しています。また、今年の9月には生産者と消費者の交流を目的とした「かかし祭り」を開催しました。「かかし祭り」では、商店街の関係者の皆様、野菜市の野菜を購入していただいている飲食店のご常連の皆さんにご参加いただきました。また、給食に北船路のお米を使い北船路と関わりのある「みつばち保育園」(大津市)の園児や保護者に皆さんにも多数ご参加いただきました。

■学生の力だけでは限界がありますが、これからも農村活性化のために、指導農家や協力農家をはじめとする北船路の皆様のご支援のもと、大学として地域社会に貢献できるよう、少しずつではありますが活動を発展させていければと考えています。

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