葛川の明王院

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20221120koyou3.jpg■高島市で開催された村づくりのイベントを訪問した後、国道367号線(鯖街道)を通って自宅に戻る途中、大津市葛川坊村町にある明王院を訪れました。こちらのお寺は、貞観元年(859年)に相応和尚(831 - 918、建立大師)が開いた天台修験の道場なのだそうです。よく分かっていなかったのですが、太鼓回しと呼ばれる宗教行事で有名な寺院でした。でも、今日は踊れる人もとても少なく、じっくり紅葉を楽しむことができました。素晴らしい紅葉でした。たまたま、高島市のイベントでお会いした写真家の辻村耕司さんに、この場所を教えていただきました。おそらく、こうやって紅葉を楽しむのも、今年は最後かなと思います。
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ジャコバサボテンに花が咲きました。

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■ 自宅のシャコバサボテン、八分咲きです。リビングがとても華やかな雰囲気になっています。開花したジャコバサボテンの花、白い雄蕊と赤い雌蕊が見えます。庭にしろ、これって自己満足の投稿ですよね。すみません。でも、嬉しいんです。きれいに咲いてくれて、ありがとう。

「龍谷大学FDフォーラム2022」の開催

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■新学習指導要領のもとで「探究型」の授業に取り組んできた高校生が、2025年に大学に入学してきます。おそらく、高校でしっかりと「探究型」取り組んできた若者は、今までのような大学の講義には、物足らなさを感じるでしょうね。また、多くの大学ではこの「探究型」とも関連してくるPBL(Project Based Learning:課題解決型学習)やCBL(Community Based Learning:地域連携型学習)に取り組んでいますが、さらなる工夫が求められると思います。

■ ということで、以下のような催しが開催されます。龍谷大学の教職員対象ですが、高校や大学の関係者であれば、どなたでも参加できるようです。

龍谷大学FDフォーラム2022開催のお知らせ

新学習指導要領と高大接続 -新学習指導要領で変わる高校教育と大学に求められる教育-

高校現場において、2022年度入学の生徒から新学習指導要領に則った教育が始まっています。全ての教科において、「なぜそのような事象が起きたのか」という問いを立てて調べていくような探究型に学習形態が変化しています。学習の評価も、「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的学習に取り組む態度」の3つの観点での観点別評価に変更されています。  
 今回、探究型学習で必要とされるデザイン思考に関する著作をお持ちの京都大学 総合博物館 准教授 塩瀬 隆之氏を講師にお迎えします。新学習指導要領の概要を理解するとともに、新学習指導要領で学んだ高校生が2025年度に大学へ進学することから、それらを見据えたカリキュラム、授業の改善を考える機会にしたいと思います。皆さまのご参加をお待しております。

龍谷大学FDフォーラム2022
新学習指導要領と高大接続
-新学習指導要領で変わる高校教育と大学に求められる教育-

日 時:2022年12月21日(水) 15:15-17:00

会 場: 龍谷大学 深草学舎 和顔館 B103 ※ オンライン(zoom)併用

講 師: 塩瀬 隆之 氏 京都大学総合博物館准教授

対 象: 本学教職員及び大学関係者 、 高校関係者

主 催: 龍谷大学学修支援・教育開発センター/高大連携推進室

【お申込方法】 こちらのフォームよりお申込みください。
【申込期日】 12月19日(月)  

オンライン参加の場合、接続先URLを申し込み時のE-mail宛にお送りいたします。
なお、当フォーラムはオンデマンド配信の予定はありませんのでご了承ください。

龍谷大学 学修支援・教育開発センター(教学企画部) 
tel:075-645-2163  e-mail: dche@ad.ryukoku.ac.jp

往生浄土

20221118oujoujoudo.jpeg ■ 昨日は朝一番で深草キャンパスへ。まあ、朝一番とはいっても、普通、社会人の始業時間って8時半か9時ですから、朝一番と気張るほどのことはないのですが…。9時から1時間程、自分が担当している大学の仕事のことや大学の将来のことで、大学の幹部や研究部長と共に懇談しました。ところが、その次の予定は15時15分から、4講時に留学生を対象にした授業になるので、なんと5時間ほど時間が空いてしまうことになりました。いったん自宅に帰って出直してくるのも面倒だし、深草キャンパスで時間を過ごすことにしました。深草に自分の研究室はありませんが、パソコンやiPadを持ってきているので、まあ仕事はどこでもできます。

■とはいえ、すぐに仕事に取り掛かるのもなあ…というわけで、一番新しい建物の成就館の上の階を見学したり、大学の講堂である顕真館にも入ってみました。いろいろ気づきがあります。2025年からは、このキャンパスで定年退職までの3年を過ごすことになります。社会学部が、瀬田キャンパスから深草キャンパスに移転するからです。現在、古い学生会館のある場所に、新しい校舎が建設され、私たち社会学部はその校舎に入る予定です。

■昨日の昼食は、深草キャンパスの東門前の「新華」でとりました。深草キャンパスの周辺は、中国人の方が経営する食堂が多いのですが、こちらもそうです。お店に入ると、お店の奥さんから「ひさしぶりですね」といって迎えてくれました。覚えていてくださったんですね。以前、研究部長をしているときに、時々、この「新華」を利用していました。その「新華」を出てキャンパスに戻るとき、東門の掲示板に写真の掲示物が貼ってありました。「往生浄土」と大きく書かれています。その下には、小さなじで「往生浄土」の説明が書いてありました。

「往生」とは、本辛い、阿弥陀如来の浄土に往き生まれることです。
日時用的に使われるような、途中で行きづまっ他まま身動きが取れなくなることではありません。
阿弥陀如来の本願には、「あらゆる人々に南無阿弥陀仏を信じさせ、称えさせて、浄土に往生せしめよう」と誓われています。
浄土真宗の往生は、この阿弥陀如来の本願のはたらきに夜往生です。
親鸞聖人は、如来のはたらきにより新人ほ得て念仏する人は今この人生において、「必ず仏に成るべき身」(現生正定聚)となり、命終わった時には浄土に生まれて必ずさとりに至る(往生即成仏)と示されています。
わたしたちにとって大事なことは、この人生において如来のはたらきをうけいれること、つまり、信心を得て念仏する身にならせていただくことです。
それはそのままおうじょうする身とならせていただくことなのです。
阿弥陀如来の本願に気がついた人は、それぞれの人生を大切に歩むことができます。

本願寺出版社発行『親鸞様の教えって何?』より

■「往生浄土」。一般的に使われる意味と、本来の仏教的な意味とでは大きな違いがありますね。だから漫才師の大木こだまさんのギャグ「往生しまっせ」も、「(さあ、これから)浄土に往き生まれ(ますよ)」という違う意味になるわけです。素敵です、「往生しまっせ」。

滋賀県琵琶湖地域「世界農業遺産」認定記念祝賀会

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■本日、滋賀県庁農政水産部農政課企画で世界農業遺産を担当されている職員さんから、写真が届きました。先日、このブログに「『世界農業遺産』認定シンポジウム」を投稿しましたが、このシンポジウムの後に開催された小さな祝賀会の時の写真です。この祝賀会が開催される前には、野洲市で「魚のゆりかご水田」に取り組んでおられる農家の堀彰男さんに、「世界農業遺産の認定を今後の地域での活動にどのように活かしていくのか」、まだちょっと抽象的な言い方になりますが、そのようなことについて相談をさせていただきました。また、世界農業遺産に認定された「琵琶湖システム」においては、湖岸地域とともに、その湖岸地域を含む流域の上流地域との交流が大切になってくると考えています。夢は広がります。そのようなことも、祝賀会では堀さんにお話させていただきました。共感もしていただきました。今後の展開が非常に楽しみです。

【関連エントリー】「『世界農業遺産』認定のお祝い」

2023年度の時間割

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■来年度(2023年度)の時間割が暫定的に決まりました。2024年度は特別研究員になる予定です。研究専念の年度にさせていただきます。大学教員生活で研究に専念できる最後の年になります。2025年と2026年度で研究成果の報告、成果物(著書、論文)の提出、成果の大学への還元を行い、2026年度を最後に龍谷大学を定年退職いたします。定年退職に向けて、いよいよカウントダウンを行う感じになってきました。

■そのようなわけでして、来年度、2023年度は「社会学演習IA」(前期)と「社会学演習IB」(後期)、すなわち3回生のゼミの担当から外れます。仮に、来年度2023年度に3回生のゼミを担当しても、2024年度は私は特別研究員になる予定であるため、4回生に進級したゼミ生の指導ができなくなることから、あらかじめ募集を行わない決まりになっています。また、来年度は、今年度に引き続き留学生別科の「日本の社会と文化」の授業を担当します。

シャコバサボテン

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■シャコバサボテンです。鮮やかな色の花を咲かせてくれました。ありがとう。買った時よりも、ずいぶん大きく成長しています。今日は時間があったので、ビオラやガーデンシクラメンを買ってきて鉢に植えました。これで冬の庭が明るくなってくれると思います。

大学には「きっかけ」がたくさん埋め込まれている。

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■ 担当している「社会学演習IB」(3回生ゼミ)のKくんが、このチラシを私に渡してくれました。

■Kくんは、社会学部の学生なので普段は瀬田キャンパスで勉強しているのですが、ボランティア活動の関連で本部のある深草キャンパスで活動をしてきました。このボランティア活動が、Kくんの社会との関わり方、社会のイメージや感じ方に大きく影響を与えたようです。ちょっとした「きっかけ」で、若い方達は大きく成長されますね。本当は、大学には、そのような「きっかけ」がたくさん埋め込まれています。偶然、理由はよくわからないけれど心にピンとくるものがあれば、一歩踏み出してみることが大切だと思います。

■で、このチラシ。ボランティアで親しくなった京都市役所深草支所の職員さんから知り合いに紹介してほしいと頼まれたのだそうです。お近くにお住まいの皆さん、詳しくは、以下をご覧いただければと思います。

https://fukakusafureai.com/culture_news/

【追記】■既に定員が埋まったという情報も伝え聞きました。すみませんが、上記URLに記載されている電話番号から募集状況をご確認ください。

小さな庭で「色採取」

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20221113mygarden3.jpg■ 小さな秋の庭で「色採集」。春ほどではありませんが、秋にもいろんな色の花が咲いてくれています。冬がやってくる前の短い期間、私の心を癒してくれます。上段左: ピンクはシクラメン。このシクラメンは、冬の間、きれいに咲き続けてくれるかな。大切に育てます。赤はチェリーセージです。黄はツワブキ。上段右: ツワブキ。今年は、たくさんの花が咲きました。満開です。嬉しい。

■中断: 手前の鉢・左は、ビオラとヒューケラ。右はシャコバサボテンです。蕾が膨らみ、花が咲き始めました。今年1年でずいぶん大きくなり、たくさんの蕾をつけてくれました。その蕾が順番に花を咲かせようとしています。中の鉢。赤い金平糖のような花は、センニチコウです。奥の鉢。スーパーアリッサムとシクラメン。おそらく、この鉢は一冬咲いてくれると思います。中央のサラサドウダン、その右のオトコヨウゾメ。紅葉しています。空の鉢は、明るいビオラを植える予定です。このような空の鉢が、あと7鉢。冬、寂しくなりがちの庭を、明るくしてくれる花を植える予定です。

■下段左:オトコヨウゾメ。赤い実がかわいらしい。今は、暗い赤ですが、そのうちに真っ黒になり、落葉します。下段左:カンツバキです。咲き始めました。カンツバキもたくさんの蕾をつけています。
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牛乳パックのランタン

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■ 担当している「地域エンパワねっと・大津中央」(龍谷大学社会学部社会共生実習)は、現在、2グループに分かれて活動しています。

■夏休みをコロナ第7波で奪われ活動できませんでした。後期になり、企画を練りながらやっと動き始めたら、今度は第8波がやってきました。なかなか難しいです。全国で、地域エンパワねっとのようなPBL(Project Based Learning:課題解決型学習)やCBL(Community Based Learning:地域連携型学習)に取り組んでいる学生や教職員の皆さんは、わたしたちと同様コロナに翻弄されていることでしょうね。でも、頑張りましょう‼︎

■学生たちが活動する地域では、様々な活動がコロナにより中止になっています。地域や人とつながる大切な思い出づくりができなくなっています。エンパワねっとのひとつのグループは、牛乳パックと小型のLEDライトを使ったランタンによる参加型のイベントを企画しています。コロナの隙間をぬって、なんとか実現してほしいです。

■写真は試作品です。牛乳パックの表裏のシートを剥がして、絵を描き、そこに願い事を書きます。このランタンを何百個も並べて…。詳しくはまたfbで報告できればと思います。あれっ?さいとうゆうきくんの願い事は「ねたい‼︎」やん。まあ、試作品ですからね、許してやってください。

■今日は、午後3時から学生の皆さんが地域の方に参加型のイベントに関して相談をする日でした。私は昼過ぎまで大学で入試の仕事がありましたが、その後は、この相談の場に同席することができました。状況が大変厳しいというお話からスタートして、いろいろアドバイスをいただきました。いろんな方達にお願いをしなければなりません。また、調整もしなくてはいけません。おそらく、そのような経験をすることで、学生の皆さんは「人間力」を鍛えていくのかなと思っています。学校という制度は、個人の努力を評価する仕組みになっています。自分が頑張れば、それが結果として現れてくるわけです。しかし、学校を終えて一般社会に出ると、自分が頑張ったとしても必ずしも良い結果が生まれるわげではありません。いろんな方達の協力がなければうまくいけません。卒業までにそういった経験をしておくことは、とても大切なことだと思っています。

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