第21回「北船路野菜市」

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■14日〜16日まで島根県・松江市に宍道湖・中海視察で出張しましたが、帰宅後の翌日、こんどはゼミで行っている「北船路米づくり研究会」の第21回「北船路野菜市」を開催しました。
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トロッコ列車

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■中海視察のあと、車で斐伊川流域を視察しました。偶然にも、木次線の木次駅 - 備後落合駅の間にあるJR西日本で一番標高の高い駅「三井野原駅」で、2 両編成のトロッコ列車「奥出雲おろち号」に遭遇しました。
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宍道湖・中海視察

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■8月14日〜16日まで、島根県の宍道湖・中海および宍道湖に流入する斐伊川の視察を行いました。総合地球環境学研究所関連の視察です。(続く)

北陸本線のループ

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■福井大学での集中講義、そして武生市(越前市)の「まちおこし」の様子を視察したあと、武生駅から特急「サンダーバード」で関西に戻りました(写真・上段・左)。敦賀駅を出発したあと、特急は、北陸本線で京都に向かいます。そのさい、勾配が急な山間部では、上り線のみ、写真・上段・右のようなルートを通ります。トンネルが、ループ状になっています。その瞬間をiPhoneの地図アプリで確認してみました。ループを進むと、途中、切れ間があり敦賀の街が少しみえます(写真・下段・左)。このループをぬけてしばらく進行すると、もうそこは滋賀県です。特急の窓から、琵琶湖が確認できました。

ホームページ・リニューアル1周年

■うっかりしていました。長らく塩漬け状態になっていた私のホームページ「環境社会学/地域社会論 琵琶湖半発」、昨年の7月25日に、コミュニティマネジメント学科教員の笠井先生のご指導のもとでリニューアル復活しました。笠井先生、あらたてありがとうございました。おかげをもちまして、その後も、ホームページ(といいますか、その中心はブログです)、順調に更新を継続しております。

■皆さん。拙い文章しか掲載していませんが、今後も、ご覧いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

感謝、12,000アクセス!

■先月、7月21日にアクセスカウンターが11,000を超えました。そして、24日後の本日、カウンターの数字が12,000になりました。皆さん、ありがとうございました。

武生の街

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20130813takefu9.jpg■12日(月)、午前中で福井大学での集中講義を終え、午後からは「越前鉄道」と「福井電鉄」を乗り継ぎ武生の街に移動しまいした。武生は越前市の中心になりますが、今、とっても「熱い街」なのです。左にあるチラシをご覧ください(クリックすると大きくなります)。いわゆるB級グルメで盛り上がっているのです。B級グルメと書きましたが、そのカテゴリーにぴったりはまるわけでもないように思います。この武生の街の歴史や風土のなかから生み出され、当たり前のようにあったものを、再発見し、それを磨き、プロデュースする…そんな食の「まちづくり」が行われているのです。

■その筆頭は、「ボルガライス」です。オムライスのうえにトンカツを乗せ、そこにソースをかけたものです。街のなかの洋食屋のメニューが発祥だったと思いますが、現在では、中心市街地の様々なお店のメニューに登場しています。私は、一昨年、「武生のボルガライス」の噂を聞き、実際に食べてにいきました。最近では、全国的にも有名になりつつあり、期間限定ですが、コンビニの商品にもなりました。また、横浜発祥の「ナポリタン」と友好関係を結んでいます。「ボルガライス」には「日本ボルガラー協会」という団体があり、「ナポリタン」には「日本ナポリタン学会」という団体があるのです。この2団体が、互いに協力し、地域の洋食文化による地域活性化をさらに推し進めていくため「地域発祥“洋食文化”友好協定」を締結したのです。

日本ボルガラー協会

■この「ボルガライス」に続けとばかりに、現在、武生の街でもうひとつ盛り上がってきているのは、「駅前中華そば」です。いわゆるラーメンとは、違うのです。以下のように定義されています。

1.JR武生駅からチャリンコで11分以内で行ける距離にある
2.おしながきに「中華そば」または「中華」と明記されている
3.スープが透き通っている

たけふ駅前中華そば

■というわけで、私も武生の「駅前中華そば」を食べにでかけたのです。武生にいった目的は、ずばり、この「駅前中華そば」を食するためです。そのために、今回は、「福井電鉄」にも乗ることができました。さて、数ある「駅前中華そば」の食堂の中で私が選んだのは「若竹」という食堂です。駅前とはいえ、歩いていくと15分程かかりました。暑いなかを歩き、熱い中華そばをいただく。すばらしいではありませんか。こちらのお店の中華そばは、トップの写真のような感じです。スープはスッキリ味で透明です。いいですね~。私は、この手のものが好きなのです。特徴は、チャーシューに加えて、ハムが入っていること。高級ハムではなく、いわゆる街中の普通のスーパーや肉屋に売っているあのハムです。おもしろいですね~。

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■駅前中華そばをいただいたあと、また、駅に戻っていきました。暑い…。暑い中、街中の風景を堪能しました。武生の街には、「ちょっちと懐かしい」雰囲気が濃厚に漂っているのです。結果としてですが、これは街の大切な財産になっていますね~。どこなのかよくわからない地方都市が日本中に多々ありますが、こちらは武生固有の雰囲気を街全体で漂わせておられます。すばらしいと思います。

福井の鉄道(2)「福井電鉄」

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20130813fukui8.jpg■前回のエントリーでは、福井大学での集中講義をすませ、最寄りの駅から福井駅まで移動したときのことをアップしました。昨日は、そのあと、「福井電鉄」で福井駅前から越前武生まで移動したのでした。もちろん、JRでもよいのですが、私鉄ローカル線をもっと味わいたい…という願望があり、また武生のある越前市にも行かねばならない…用事があり、「福井電鉄」を利用したのでした。

■「福井電鉄」、以前は、現在運行している福武線の他に、鯖浦線と南越線があったようですが、経営難で廃線になっています。現在も運行されている福武線は、その名前からもわかるように福井と武生をつなぐ路線です。福井の中心市街地から郊外にかけては路面電車、途中からは通常の鉄道になります。「一粒で二度美味しい」わけですね。

■トップの3枚の写真は、郊外の田園風景のなかを走っているとき、車内から撮ったものです。素敵ですね~。すでに水田は黄金色に染まり始めています。こういう風景を味わうのが、私鉄ローカル線の醍醐味なんじゃないでしょうか。本当は、きちんとしたカメラで田園風景のなかを走っている電車を撮りたいのですが、そんなことをしている時間的余裕もありません。私のばあい、出張のついでにチョコット「プチ鉄」をすることが好きなものですから…(と、少し強がり)。

■右の写真は、私が乗車した電車です。ここは福井駅前の停車場ですから、どうみても路面電車ですね。しかし、新しい電車だけあって、少し形に特徴があります。トップ3枚の写真のうち、一番右側をご覧ください。車内が少し傾斜しているのがわかります。入口は前後と中央、3ヶ所ありますが、中央のところが低くなっているのです。ノンステップによるバリアフリー対応です。

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■終点の「越前武生」が近づいてくるとなにやら古めかしい車庫が見えてきました。現役です。素敵な味を出していますね~。こういうの、好きです。大切に保管していほしいです。車庫を。鉄道模型をやる人たちには、ジオラマを製作するさい、格好のモデルになるのではないでしょうか。終点「越前武生」に到着すると、右のような電車が止まっています。なにやら、古めかしい車体ですが、通勤・通学の朝夕に利用されているようです。

【追記1】

■途中、「FUKURAM」という最新の電車とすれ違いました。この「FUKURAM」は「ふくらむ」と読みます。「FUKUI=福井」と「TRAM=トラム」をかけあわせたネーミングのようです。街や夢が膨らむとの意味が込められているようです。うっかりしていて、気がついたのが遅かったので、撮影している時間は短いですが、3車両連結されていることがわかります。けっこう長いですね~。今年の3月31日に営業運転を始めたようです。


■きちんと撮影されたものも、アップしておきます。

【追記2】

■私が乗車したのは、新しい車両ですが、多くの皆さんは「福井電鉄」といえば、むしろこういう車両が街中を走っていることを特徴にあげられるのではないでしょうか。

【追記3】

■いいですね~。うっとり…。こういう鉄旅をしたいものです、本当は。

福井の鉄道(1) 「えちぜん鉄道」


■今回集中講義にいった福井大学教育学部は、工学部と同じ街中のキャンパスにあります。最寄りの駅は、「えちぜん鉄道」の「福大前西福井」駅です。福井駅まで短い距離ですが、乗ってみることにしました。身近い距離とはいえ、いいですね~、ローカル鉄道って。ちなみに運賃は150円です。

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20130813etizen.jpg■この「えちぜん鉄道」、福山市や隣接する勝山市などが出資している第三セクターの鉄道です。以前は、京福電気鉄道の越前本線・三国芦原線でした。しかし、赤字経営が続き、安全確保のための十分な投資ができなかっことから2度にもわたって衝突事故を起こし、とうとう廃線に追い込まれたのでした。そこで沿線の自治体が第三セクター方式の会社を設立しました。京福電鉄から譲渡されたものをもとに経営されているのです。

■少し驚きましたが、女性アテンダント(車掌ではなく)も乗車されていました。アテンダントの皆さんは、ドアの開閉等の車掌業務は行わず、乗車券の販売・回収や観光・接続案内の車内アナウンス、高齢者などの乗降時のサポートを行うのだそうです。また、このアテンダントの皆さん、『ローカル線ガールズ』という本でも紹介されているようです。帯の文がいいです。「廃線から市民の願いを受けて復活した福井・えちぜん鉄道。『乗客をもてなす』心はアテンダントたちの仕事にあらわれている。『心』が結果を生んだ感動実話」。

■「えちぜん鉄道」は、「地域共生型サービス企業」と名乗っておられます。いろいろ地域の活性化のために会社をあげて取り組んでおられます。そのひとつが、「えち鉄×JA福井市 コラボ企画 第2弾 農業体験& JA施設見学ツアー」です。今月の25日に、農業体験&JA農業施設見学ツアーを実施されます。詳しくは、こちらをご覧いただければと思います。

■大変短い「ローカル鉄道の旅」でしたが、私としては、けっこう楽しめました。終点の福井駅に到着すると、こんな不思議なものが…。福井県は、古い時代の地層があるため恐竜の化石が出てきます。そのため恐竜博物館も開設されています。その恐竜博物館に「えちぜん鉄道」を利用していくことができるのです。白衣をきているのは、恐竜です。恐竜が恐竜を研究している…おもしろいですね~!!
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「環境社会学」の集中講義

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■先週の金曜日から昨日・月曜日まで、福井大学教育学部で「環境社会学」の集中講義をおこなってきました。一昨年に続いて2回目です。日本列島が猛烈な暑さになっていた時期の集中講義、なかなか厳しいものがありました。もちろん、教室のなかは冷房が利いているのですが、建物の中と外を出たり入ったりしていると、気温差から、なんだか体力をそがれるような気持になりました。で集中講義の方ですが、昨日の午前中に、無事、終了しました。成績も授業終了後にきちんとつけて、あちたらの事務室に提出してきました。

■写真は、初日、駅の構内にある食堂でいただいた「おろし蕎麦」です。福井県の「おろし蕎麦」大変有名です。また、蕎麦のレベルも大変高い。ということで、福井に滞在しているあいだ、昼食は、すべてこの「おろし蕎麦」でした。今回の集中講義のお世話をいただいた教育学部の伊藤勇先生が、大学のまわりの蕎麦屋さんを連れて行ってくださったからです。伊藤先生ありがとうございました。写真の「おろし蕎麦」、これは観光客向けですね。焼鯖寿司がセットになっています。駅の構内の食堂ですが、それでもそれなりにきちんとした水準にあると思います。

■ところで、この「おろし蕎麦」、県外ではむしろ「越前蕎麦」で有名です。なぜ有名になったのか…。昭和天皇が、戦後、福井県を巡幸されたさいにお召し上がりになり、たいへん気にいられ「越前の蕎麦」とおっしゃられたことが、「越前蕎麦」の名前のはじまりと聞きました。たしかに、地元の方々が、わざわざ「越前蕎麦」とは言いませんものね。本来は、人びとの暮らしのなかに、当たり前のようにあった郷土料理なのでしょう。当たり前にあったけれど、ここにしかないものをみつけて、それをゆっくり育てていくと、福井の「おろし蕎麦」のようになるのかな。

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