庭が応えてくれる

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20170508mygarden3.jpg■ここのところ、ガーデニングに関するエントリーが続いています。いわゆる、マイブームです。集合住宅に育ってきましたし、結婚後もマンション暮らしが長かったことからガーデニングに関心を持つことはほとんどありませんでした。ところが滋賀に転居し、小さいけれども庭ができたことから、庭の世話をせざるを得ない状況になってしまったのです。すると不思議なもので、仕方なしに始めた庭の世話ですが、少しずつガーデニングに関心を持つようになっていったのです。

■私自身は、ガーデニングに関する知識や常識はほとんどありません。何も知らないのですが、ひたすら雑草を抜く(小さな雑草でも抜く)、枯れたものや落ち葉を取り除く、伸びすぎたものをカットする、そういった、しようと思えば誰でもできるその程度の庭の世話にしか過ぎないのですが、毎日丁寧にやっていると次第に庭の方も主人の気持ちに応えてくれているようになってきました(まあ、自己満足の類でしょうが…)。例えば、庭の3カ所に、ヤブランという常緑性の多年草が植えてあります。そのヤブランの株の真ん中あたりから、春になると若い芽が伸びてきます。そこで、周囲の古い茶色になった葉を園芸ハサミでカットしてやるのです。すると、若い芽の勢いが増してくるのです(そんな風に感じられるだけなのかもしれませんが…)。

■春になると雑草が勢いを増してきますが、その勢いを超えるパワーで雑草を抜き続けると、雑草の方が根負けして勢いがどんどんなくなっていきます。そして、毎日、小さい芽のうちからどんどん抜いていきます(おかげで、右腕は少々腱鞘炎です)。雑草の芽を「発見する力」もなんだかついてきたように思います。樹木の落葉といえば秋をイメージしますが、我が家のシマトネリコ(常緑の樹木)のばあいは、春、新芽が出てくるときにも古い葉が黄色くなって落葉します。今、このシマトネリコの落葉をせっせと掃除をしています。落葉を庭に貯めておくと、他の草花に悪い影響を与えてしまうように思うので、毎日、掃除をしています。

■庭の世話をしていると、自分の精神の状態も落ち着いて、なんだか澄んでくるように思います。丁寧に世話をしていると、天候にもよりますが、庭もきちんとその努力に応えてくれるのです。大学という職場で何か仕事上の努力をしても、職場という組織が何か応えてくれることはほとんどありません(いわゆる手当等がつくことはありますが)。場合によっては、足を引っ張られていると感じざるを得ないような経験することもあります(その相手は職場ではなく、もちろん個人になります)。しかし、庭の草花や樹木、そういった植物たちはそういう「イケズ」をしてくることはありません。素直です。世話をすることは大変といえば大変なのですが、世話をすることで日々の草花や樹木の変化を感じ取ることができます。そういったちょっとした変化が、心の中に小さな幸せをもたらしてくれます。

■昨年は、鉢にミント等のハーブを植えました。スイートバジルのように枯らしてしまったものもありますが、ミントが頑張ってくれています。今年はパクチーと紫蘇も鉢に植えました。トマトとキュウリも。これは例年通りです。朝顔については、しっかり育って欲しいので苗から育てています。睡蓮鉢も玄関横に置きました。小さいものですが、アイリスがもうじき咲いてくれると思います。そのうちに、ここに、メダカを入れる予定です。

■じつはガーデニングに目覚めたことから、我が家の庭を、いわゆるイングリッシュガーデン風にしようと思っています。造園屋さんにデザインと見積もりを依頼してあります。新しくデザインする庭には、小さな池を作る予定にしています。そこで亀を飼います。職場の職員の方のお宅から、養子としてやってきた3匹のクサガメが1歳を超えました。その亀たちの住処にもするつもりです。

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