韓国ソウルの聖公会大学校から

20160108koreastudents1.jpg
20160108koreastudents2.jpg 20160108koreastudents3.jpg
20160108koreastudents4.jpg 20160108koreastudents5.jpg
■昨年の12月の最初に、韓国の聖公会大学の学生さんから1通のメールをいただきました。メールの内容は、龍谷大学社会学部の地域連携型教育プログラム「大津エンパワねっと」に関して聞き取り調査をしたいので対応してもらえないかというものでした。メールを送ってくれたのは経営学部の学生Rくんでした。私は、韓国のコミュニティビジネス研究の第一人者である建国大学の金才賢先生と、研究・教育交流に関して深めてきましたが、彼は、金先生から私のことを紹介してもらったとのことでした。聖公会大学校は、別名「NGO大学校」とも呼ばれているそうです。学外の市民団体NGO/NPOと多様なネットワークをつくり社会的に評価される活動を展開しています。まだ歴史の短い大学ですが、80年代末に韓国が民主化していくさいの起点となった大学というふうに聞いています。

■昨日は、Rくんを代表とする4名の学生グループが大津にやってきました。彼らは日本語ができないので、聖公会大学からの交換留学で日本に来ている日本語が得意な学生仲間が通訳をしてくれました。今回の来日調査の研究費は、すべて聖公会大学から出ているそうです。大学の審査を通って、今回の研究費がついたとのことでした。彼らの研究の目的は、日本のコミュニティビジネスに関すること、そして社会学部の「大津エンパワねっと」に関して調査をすることにありました。自分たちの聖公会大学にも、「大津エンバワねっと」のような地域連携型の教育プログラムを導入したいと考えたからです。

■昨日は、大津市の中心市街地を見学した後、社会学部の町家キャンパス「龍龍」で、「大津エンパワねっと」の概要について説明しました。いろいろ質疑応答をした後、大津駅前のいつもの居酒屋「利やん」で彼らの歓迎会を行いました。他のお客さんとも交流するなど、「利やん」をとても楽しんでくれました。本日は、1限から瀬田キャンパスにやってきて、「大津エンパワねっと」の担当教員や履修している学生たちにインタビューを実施しました。良いインタビューができたようです。彼らとは、近い将来、ソウルで再会する約束をしました。楽しみです。また、聖公会大学に「大津エンパワねっと」を参考にした地域連携型の教育プログラムが導入された際には、今度は私たちの方が聖公会大学に学びたいとも思っています。

管理者用