汁なし担々麺(2)-大阪・天六-

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▪︎先日のエントリーで、昼食に「汁なし担々麺」をいただいたことを書きました。時間がなく、慌ててはいったラーメン店のメニューにあったものです。これが、予想以上に美味しく、なるほど世間で「汁なし担々麺」が流行っているはずだと思ったのでした。ということで、いろいろ「汁なし担々麺」を試したくなります。

▪︎昨日は、老母の生活介護の日でした。老母宅にいくときは、大阪で昼食をとります。いつもは、大阪名物の「インデアンカレー」なのですが、趣向を変えて、ネットで評価の高い「汁なし担々麺」の店にいってみることにしました。昨日は、介護を手伝ってくれる妻と一緒でした。行ってみたのは、天神橋六丁目。その天六にある「汁なし担々麺 揚揚」というお店です。ここの「汁なし担々麺」は、広島風。広島風と、広島風でないのと、どこがどう違うのか、いまいちまだ理解できていませんが、どうも広島風は、エスニック度を抑えてマイルドにしてある…そんな気がします。違うかもしれませんが…。

▪︎そもそも担々麺とは、どのような麺なのでしょうか。少し、wikipediaで調べてみました。これは、中国四川省成都発祥の麺です。日本では担々麺というと、スープのある麺ですが、元々、担々麺とは日本の「汁なし担々麺」のように、タレをからめていただくものだったようです。担々麺の担々とは、成都方言で天秤棒の意味です。天秤棒をかついで、片側には七輪と鍋を、もう片方には、材料、食器や洗い桶などを吊して、天秤棒で担いで売り歩いたことから名付けられたのです。四川省の成都で生まれた麺ですから、辛いのは当然ですね。そして辛いだけでなく、痺れる感覚もあります。それは、麺にからめるタレのなかに、ラー油や醤油だけでなく、花椒(中国山椒)が入っているからです。このあたりは、本番の麻婆豆腐と同じですね。

▪︎昨日の天六のお店の「汁なし担々麺」は広島風とのこと。本場のものと比べると、日本人向けにアレンジされているように思います。肉のそぼろ、そしてネギがたくさんかかっていました。ピーナツも入っていたかな。そして、温泉卵ものっかっていました。これが、味をマイルドにしているように思います。私は、唐辛子と山椒の辛味を「2」にしました。妻は、初級という「1」のレベル。個人的な感想ですが、「3」でもよかったかなと思っています。

▪︎繰り返しになりますが、広島風とそうでないものと、何が違うのか。まだまだ「汁なし担々麺」を探求する必要がありそうです。ガツーンとくるものを味わってみたいです。

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