「月」に「刀」

20150516wakita.jpg▪︎先日、免許更新をしました。「 Save Driver」カードと「優良運転者彰証」のカードが送られてきました。前者のカードには、「平成18年4月10日から平成27年5月11日現在まで無事故無違反であることを証明します」とありました。とりあえず、9年間、無事故無違反であったわけですね。最後の違反は何だったかと思い出してみると、たしか第二阪奈道路だったような…気がします。その前は、京滋バイパスだったような…気もします。5年に1回、なにかやっていたです。ということで、ずっと免許の色はブルーだったのですが、今回は晴れてゴールド免許になりました。免許がIDカードのようになっていることは別にして、ちょっと嬉しかったりもします。これからも無事故無違反で過ごせればと思います。

▪︎ところで、ゴールドになった免許も、送られてきたカードも、氏名の欄、苗字の最初の漢字は「月」に「刀」3つになっています。戸籍的には、これが正しい字になります。ですから、戸籍や住民票等は、みな「月」に「刀」3つです。ただし、パソコン等ではフォントがないばあいが多々あるので、よくある「月」に「力」の方で代用しています。まあ、「刀と力は、1mm上に突き抜けるかどうかの違いで、他のみなさんにはどうでもよいこと」とも思っていますが、私の父親はこだわりがあったものですから。

▪︎その父は、6年ほど前に亡くなりました。現在、母親の世話をしに毎週通っています。母親が暮らしている家は、私が結婚したあとに建てられた家で、私自身には愛着がありません。写真は、その家の入り口にある表札です。建物としての家には愛着はありませんが、この表札には愛着を感じています。「月」に「刀」3つだからです。父の兄弟(伯父・叔父)は、社会的な都合から、戸籍の漢字も「月」に「力」3つ、通常の「脇」に変えてしまいましたが、私の父親だけがこだわり続けました。ということで、この漢字なのです。そして、私自身もその「こだわり」を父から刷り込まれているものですから、多少の不便は仕方がないと、密かに、「月」に「刀」3つにこだわり続けているのです。 

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