いかなごの釘煮 2015

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▪︎仕事から帰宅すると、今年も妻が「いかなごの釘煮」を炊いていました。何年前からでしょうか、奈良の我が家でも「いかなごの釘煮」を炊くようになりました。この「いかなごの釘煮」については、過去のエントリーがあるので、そちらの方もお読みいただければと思います。写真は、今年の「いかなごの釘煮」の生姜風味の方です。

いかなごの釘煮と贈与の精神

▪︎この生姜風味を炊き上げた翌日は、妻から「実山椒」をみつけてくるようにとのミッションを受けました。ちょうど、老母の生活介護にいく途中に梅田を通るからです。いろいろ探して、やっと阪急デパートの地下2階の食品売り場の片隅に、乾燥させた「実山椒」がおいてありました。ミッションコンプリート。「実山椒」のシーズンは6月頃です。この春先には、なかなかありません。どうも、「いかなごの釘煮」のベテランのみなさんは、前の年のシーズン時に買い求め、それを茹でたあとに冷凍保存しておくようですね。なるほどです。生のものに比べると風味は落ちるけれど、「いかなごの釘煮」には十分だとのことでした。おそらく、今年のシーズン時には来年に備えて、「実山椒」を冷凍保存することになりそうです。

▪︎下の写真は、生の状態の「いかなご」です。けっきょく、この春、我が家では500g入りの「いかなご」のパックを6パック購入したようです。つまり3kgということになります。これを、娘や息子、親や妹のところに送ることになります。我が家は、いたってかわいらしい量です。本場の阪神間では、トロ箱で箱買いして、ものすごい量を炊くお宅もあるようです。すごい!!

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【追記】▪︎びっくりしました。知らなかったな〜。「いかなごのくぎ煮振興協会」の公式サイトがあります。「くぎ煮.jp」です。「くぎ煮検定」、「我が家のくぎ煮コンテスト」、「いかなごのくぎ煮文学賞」…。様々なコンテンツが盛りだくさんです。私が高校や大学の頃は、もっと「素朴」な感じでしたが、時代はかわりました…。

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