篠山ABCマラソン

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■「篠山ABCマラソン」大会に出走しました。今シーズン(昨年秋から今年の春にかけて…)2回目のフルマラソンです。今回は、以前から私のランニングコーチ役をお引き受けいただいている職員のH課長、同じく職員のH次長、Sさん、Tさん、そしてSさんやTさんのお仲間のMさん、以上の5名の皆さんと出走しました。といっても、H課長や、SさんやTさんは、長年マラソンやトレイルランに取り組んでこられたアスリート、Aブロックから出走です。Aブロックというのは、ドーンとスタートのピストルの号砲がなってから一番最初にゲートを飛び出すグループです。それに対して、H次長、Mさん、私は、そのずっとあとのDブロックからのスタートでした。ということで、私たちがスタートのゲートをくぐるまでに、号砲からなってから約7.5分もかかりました。

■今シーズン1回目は、昨年の「大阪マラソン」でした。こちらは、30km前から両膝の外側が痛くなる腸脛靭帯炎を発症し、惨憺たる結果になりました。今回は、職員のベテランランナーのOさんにストレッチやテーピングの方法を教えていただき、挑みました。準備をしっかりしていたせいでしょうか、痛みは生じませんでした。ただし、練習不足がたたって、30km過ぎから大幅にペースダウンしてしまいました。

■下の表をご覧ください。これは、10kmごとの時間の記録です。ランニングシューズにICチップをつけて走るので、測定ポイントを通過するたびに記録が送られ、自動的にネットにアップされるのです。この表にあがっているのは、グロスタイムです。4時間53分14秒。スタートのピストルがドーンと鳴ってからのタイムです。実際にスタートのゲートをくぐってからの時間は、ネットタイムといいますが、それは4時間45分51秒でした。
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■この表はグロスタイムですから、スタート地点から10kmまでの実際の時間は「0:58:48」(58分48秒)ぐらいになります。スピードにすれば、5:53/km程度でしょうか。10〜20kmでは、「0:59:16」(59分16秒)です。スピードは、5:55/km程度です。だいたい、20kmあたりまでは、ほぼ同じスピードで走り続けています。20から30kmまでは、どんと疲れが出て「1:11:00」(1時間11秒)かかってしまっています。7:06/kmと遅くなっています。問題はここからです。

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■30kmの手前からいろいろ困ったことが生じました。まずは空腹。これは血糖値が下がっている証拠です。頭も若干貧血気味になりました。これまでは、走っている途中で何か固形物を口にすることはありませんでしたが、今回は用心のために、ボランティアの皆さんがふるまっておられた「猪鍋」をいただきました。また、沿道で配っておられるキャンディやチョコレート、それからアラレまでも、いただくことにしました。そうしないと倒れてしまうように思ったからです。もちろん、スポーツ用のジェルもウエストポーチに入れて、途中、20kmと30kmで補給してはいるのですが、それでは間に合いませんでした。そもそも空腹になる時点で準備不足なのです。スタート前の食事の取り方、いろいろ難しいです。

■もうひとつは、根本的な問題なのですが、30kmを超えて走るだけの脚力がまだまだ備わっていないということです。30kmからゴールの42.195kmまで12.195kmは「1:36:47」(1時間36分47秒)。かなりのペースダウンです。脚が動かなくなって、たびたび歩いてしまいました。これまで、4回フルマラソンに挑戦して3回完走していますが、最後まで走り続けることができたことは、1度もありません。スピードですが、7:56/kmです。これは、かなりゆっくりのジョギングと同じスピードです。心肺機能も疲れてきっていました。もし、30km以降も、20〜30kmのスピードで走しれたとしたら、タイムは、4時間20分を切っていた…ということになります。まあ、捕らぬ狸の皮算用ではありますが…。

■来シーズン目指して、また頑張ることにします。問題は、ランを生活の一部にどれだけ組み込めるか…ですね。それと、やはり月200km近くは走らないとタイムも縮まらないように思います。月200kmの距離を走るのは、私のばあいは並大抵のことではありません。なかなか辛いところです。

■ところで、大会当日の朝。マラソン仲間のH先生からメールが届いていました。メールを拝読したのは、レースが終ってからでしたが、お返事のメールを書きました。

H先生
脇田です。
今回は、普通の筋肉痛だけで、膝が痛くはなりませんでした。Oさんに教わったテーピングやストレッチのおかげかもしれません。とはいえ、腿、膝、尻、腰、みんな痛いです。

コンディションですが、少し寒かったですが、雨も降りませんでした。

タイムは、とりあえず自己記録更新です。でも、もともとの記録が悪すぎるから…。とはいえ、今回は自分なりに納得のいく結果だと思っています。課題は、30kmを過ぎてからのスタミナですね。まったくあきません。グロスでは、4:53:14です。ネットはまだわかりませんが、自分の時計では、4:44でした。ラップですが、10kmが1:6:11、20kmが0:59:16、30kmが1:11:00、残りのゴールまでが1:36:47。30kmを過ぎてからがひどすぎますね。

サブ4は、遠い彼方ですが、走り続けようと思います。

走りながら、マラソンは人を自由にする…と思いました。H先生のマラソン理論でもそうだと思いますけど。(中略)応援、ありがとうございました!

【追記】■正式の記録が発表されました。

順位:4781
ナンバーカード:9663
氏名:脇田 健一
所属:チーム利やん
市町村:奈良県
グロスタイム:04:53:14
ネットタイム:04:45:51

■順位は、5596人中の4781位。「篠山ACマラソン」は、途中の関門が厳しいので、多くの方たちが最後まで完走できません。ニュースによると、参加者は8843人。完走できてよかったです。膝がまたまた故障して、関門に引っかかって、回収されるのかな…と不安でしたので。

【関連リンク】「なんとか完走」『ソラトデンセン』

【追記1】■大会に参加した人たちで、記念写真を撮りたかったのですが、なんだかそのまま解散になってしまいました。皆さん、しょっちゅう、いろんな大会で出走されているので、特に記念写真…なんて感じじゃなかったんですね、きっと。そのかわりに、後日、打ち上げをやることになっています。これは、これで楽しみですね。

【追記2】■大事なことを忘れていました。最後の関門36.3km地点で、バルセロナオリンピック、アトランタオリンピック両大会の女子マラソンメダリストである有森裕子さんがいらっしゃいました。ランナー一人一人に満面の笑顔を向けて、「まだまだ、いけますよ〜!!」と声をかけて、ハイタッチされていました。私もしていただきました。不思議にパワーがわいてきました。

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