寄席

20131208yose.jpg■さまざまなバラエティー番組に、いわゆる「お笑い芸人」の方たちが多数出演されています。私が子どもの時代、テレビでの「お笑い」関係の番組といえば、現在も続いている「笑点」や、「大正テレビ寄席」という番組が代表格でした。そのような番組以外にも、テレビでは、いわゆる演芸場からの中継をよくやっていました。落語、漫才、歌謡漫才、浪曲漫才、奇術、曲芸…等々。歌謡漫才や浪曲漫才など、子どもには、笑いのポイントがわかりにくいものもありましたが、楽しみにしていました。では、テレビが無い時代はどうかといえば、人びとは街場の演芸場・寄席に足を運びました。昔の小説には、時々、寄席が登場します。たとえば、大阪の街を舞台にした小説を書いた織田作之助の作品などがそうです。寄席は、大切な庶民の娯楽であったわけですね。

■先日、大阪地下鉄の御堂筋線に乗った時のことです。難波駅の壁に、このようにポスターが貼ってありました。大阪では、「天満天神繁昌亭」(てんまてんじんはんじょうてい)が有名ですが、これは繁昌亭ではありません。国立文楽劇場寄席と書いてあります。前を通ったことはありますが、中に入ったことはありません。人形浄瑠璃である「文楽」の公演の他に、このような落語・漫才・浪曲などの寄席ならではのプログラムによる「上方演芸特選会」が開かれているようです。さきほど、子ども時代に、テレビで寄席の中継をみていたとかきましたが、実際に寄席にいったことはありません。これは、やはり、一度、行ってみるべきでしょうね~。

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