アップルパイ

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■朝一で銀行に行きました。車の修理代と、名刺の代金を業者に振り込みをした。その後、深草キャンパスで会議だったのですが、少しだけ京都駅前のカフェで休憩しました。今日も1日会議が続くので、少しだけぼーっとさせてもらったというわけです。秋らしく、アップルパイを注文しました。私は、アップルパイが好物なのです。タルトタタンなども、大好きです。アップルパイにふさわしい飲み物は、個人的には紅茶だと思うのですが、間違ってというか、カフェということでいつものように、ついコーヒーを頼んでしまいました。

■空いている席にすわると、90歳のかくしゃくとされた女性と40歳過ぎの男性が、すぐそばの、たまたま隣り合わせになった席でおしゃべりを楽しまれていました。大正生まれの女性ですが、じつにしっかりお話しになります。芸術、特にクラシック音楽がお好きなようです。現在でも、語学の学習や、さまざまなイベントにも参加されています。いろんなことに好奇心をもって日々を楽しんでおられる様子が伝わってきました。40歳過ぎの男性も、自分の倍以上年上の女性との会話を楽しまれているというか、興味深くお聞きになっていました。私はといえば、そのおしゃべりをなんとなく聞いてハッピーな気持ちになりながら、アップルパイとコーヒーを楽しませていただきました。

ピアノと写真

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20161007photo.jpg■昨日は、施設に入所している母親の週1回の見舞いと洗濯物の交換の日でした。母を訪ねることに加えて、ここしばらくは、母の家の中にあるいらなくなったものを整理しているのですが、昨日は、大物の整理を行いました。ピアノです。木目調、マホガニーのアップライトピアノです。

■これは、妹が40年ほど前に弾いていたものです。妹は、幼い頃にピアノのレッスンを受けていましたが、どういう理由だっかすぐに止めてしまいました。あわなかったのでしょうね。私はヴァイオリンを、妹はピアノを習わされました。子どもたちがやりたいといったわけではないのです。しかも、両親はクラシック音楽に関する深い教養や強い関心があるわけでもありません。そのような両親がどうして、自分の子だちに音楽をさせようとしたのか。昭和一桁生まれで、青春時代が戦中・戦後であった人たちですから、おそらくは芸術に対する憧れのようなものがあったのでしょうね。

■そのようなことはともかく、40年近く家具のように置かれているだけの実家のピアノ、ピアノの下取り業者さんに引き取られていきました。傷も、米粒ほどのものが1つあるだけで、高い値段で引き取ってもらいました。なんでも、よくある黒いアップライトピアノであれば、もっと安い値段になったようですが、このようなマホガニーは数が少なく、業者さんの方でも色々探しておられるため、それなりの値段になったようです。ちなみに引き取った後は、どこに行くのでしょうか。業者さんに伺ってみました。北米を含む世界各国に届けられるのだそうです。実家で置物のように音を鳴らさずにいたピアノ、再び新品のように蘇って次の外国のお宅では素敵な音を鳴らしてほしいものです。

■下取りしてもらったピアノ、音を鳴らすことはほとんどありませんでしたが、家族や親戚の写真を飾る「台」のような役目は果たしていました。そのような飾られていた写真を整理していると、我が家の子どもたちが幼い頃の写真が出てきました。両親からすれば、孫の写真ということになります。懐かしいですね〜。しばしこれらの写真を眺めて、「こんな可愛らしい時もあったね〜」と1人物思いに耽っていました。後でふと気がつきましたが、子どもの写真をながめる自分の眼は、すでに「お祖父さんモード」になっていました。

大規模地震の被害と対策に係る映像資料【南海トラフ巨大地震編】-全体版(17分)-

突然の豪雨

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■昨日の朝、急に猛烈な雨が降り始めました。「iPhone6 Plus」に入れてあるアプリ「XバンドMPレーダ」でチェックしてみました。これは、国土交通省の「XバンドMPレーダネットワーク(XRAIN)」の情報をもとに、地図上に雨量を表示するものです。とてもきめ細かく・短い時間間隔で降雨の具合を表示してくれます。1分毎におよそ250m四方という非常に細かい雨の分布がわかります。左の画像は、そのアプリが表示したものです。北北東から南南西にかけて、赤い帯が伸びていますが、これから雨が降っている地域です。赤は1時間に50mm以上の雨量を示しています。

■ずいぶん不思議ですね。とても細長いです。今度は、やはり「iPhone6 Plus」に入れてあるアプリ「weathernews」でチェックして、全国的な雨雲の動きを見てみました。日本海から能登半島そして、近畿にかけて雨が降っています。どうしてこのような雨の振り方をするのか、正確に説明できるだけの知識がありません。それはともかく、こういう自分が今いる地上の状況(「虫の眼」)と、アプリが示す広い範囲の情報(「鳥の眼」)の両方をうまく使いこなすことが必要だと思っています。昨日は、仙台市は地下街に雨水が流れ込みました。いわゆる「都市型災害」と呼ばれるものです。最近は、非常に狭い範囲でのゲリラ豪雨もしばしば発生します。まずは自助努力でできること、いろいろ考えてみなければなりません。

新羅三郎の墓

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■今日は朝から第121回「大津市都市計画審議会」でした。審議会自体は11時過ぎに終わりましたが、その後すぐに帰らずに、市役所の裏山に行ってみることにしました。特に、何か目的があったわけではないのですが、何か雰囲気のある森があり、行ってみようと思ったのです。市役所の裏には鳥居がありました。ということは神社ですね。しかし、参道はかなり荒れていました。樹々が大きく茂って独特の雰囲気を醸し出していました、さらに進むと、そこには神社がありました。説明板には、「新羅善神堂」と書かれていました。「しんらぜんしんどう」と読みます。少しだけ離れていますが、南にある園城寺(三井寺)の守護神である新羅明神を祀っているのだそうです。参道もそうでしたが、神社の境内もずいぶん荒れていました。雑草が生えていて…。お世話が大変なのでしょうか。ちなみに、この神社は国宝なのだそうです。

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20160902shinra7.jpg■「新羅善神堂」の後は、道標の案内で、「新羅三郎の墓」にお参りしてきました。「しんらさぶろう」って誰なんだろう…と思いながら山を上がって行きました。調べてみると、以下のことがわかりました。新羅三郎の父親は、源頼義という武将です。平安時代に起きた東北地方の戦乱「前九年の役」を平定した人です。その源頼義の3人の息子の末っ子が源義光。別名を新羅三郎義光というのだそうです。名付けの理由ですが、義光が元服した際の儀式が、「新羅善神堂」で執り行われたことに由来しているとのことです。ちなみに、長男の源義家は、石清水八幡宮で元服したので、八幡太郎義家。次男が源義綱は、上賀茂神社で元服したので、賀茂二郎義綱ということのようです。忌み名=諱の考え方によるものなのでしょう。

美しい琵琶湖の夕焼け

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20160517biwako1.jpg■今日は研究部関連の会議や用務がなく、早目に帰宅することができました。これは、私からすると、とても珍しいことです。時間ができたので、普段は週末に時間があるときにしかできない、夕食の買い物に出かけることにしました。スーパーマーケットに出かけて、売っているものを見ながら献立を考えることはなかなか楽しいことです。今日は、美味しそうなナメタガレイが安くを売っていたので、煮付けにしていただくことにしました。

■買い物を終えると、ちょうど太陽が沈む時間になっていました。琵琶湖の方を眺めると、とても美しいピンク色に染まっていました。今日は風もなく、湖面は凪いでいました。美しいピンクに染まった空が湖面に映っていました。空には、月が輝き始めていました。なんとも美しい風景です。このような風景のそばに暮らしていることの幸せを感じました。

■今から13年前のことになりますが、岩手県の盛岡市に暮らしていました(当時、勤務していた大学は岩手県立大学です)。天気が良いと、盛岡の街からは雄大な岩手山が見えました。いつも岩手山に見守られているかのような気持ちになりました。とても、幸せな気持ちで暮らすことができました。琵琶湖を眺めていると、その時と似たような気持ちになります。人が具体的な土地に根付いて暮らす上で、その土地固有の風景はとても大切なものだと思います。

20160517biwako4.jpg■昼間、太陽光の赤色光は地上から空を眺める人の眼に届くのですが、青色光は大気中で散乱するため空は青く見えるのだそうです。しかし、夕方になり、日が沈むこと頃になると、地上から見れば、太陽光は斜めの角度から大気を通過することなります。大気を通過する距離が長くなり、青色光はさらに地上に届かなくなり、黄色や赤色などの光も大気中に散乱し空が赤く見えるのだそうです。この日は、そのような夕日が空に浮かぶ雲をピンクに染め上げ、湖面にも反射したのです。西側を見ると、すっかり日は沈み、山々のシルエットがくっきり見えました。そのシルエットが田植えを終えた水田の田面に映し出されて、これもなかなかのものでした。

原田先生が東海道五十三次に出発!!

20160514harada.jpg■今年の春、定年までに3年を残してに早期に退職された原田達先生が、明日からいよいよ東海道五十三次の踏破に挑まれます。明日、東京の日本橋をスタートされます。京都三条大橋への到着は、来月の8日か9日になるとのことです。というわけで、スタートにあたって、12日(木)の晩、いつもの大津駅前の居酒屋「利やん」でささやかな「壮行会」を持ちました。

■松尾芭蕉の時代とは異なり、「いざとなれば新幹線に乗ることもできるし、宿泊施設や食事等についても何の心配ない」と先生はおっしゃるわけですが、毎日25km近くも歩くことは、なかなか大変なことだと思います。雨の日もあるでしょうし…。無理をせず、なおかつ道中を楽しんでいただきたいと思います。
京都の三条大橋に到着される前日は、大津に宿泊されます。そして、再び「利やん」でお祝いをすることになっています。9日だと、龍大関連の別の会が「利やん」で開かれる予定になっています。その場合は、別の会の皆さんにも、もう無理やりですが⁈、一緒にお祝いをしてもらおうと思っています。原田先生の「新・東海道中膝栗毛」については、facebookで毎日配信される予定です。楽しみです!

■定年まで大学に残らずに(しがみつかずに…)、自分の残りの人生を、自分が心の底から本当にしたいことにチャレンジする。人それぞれといえばそれまでですが、私は、原田先生の美学のようなものを感じています。素敵ですね。

クサガメの養子

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20160513kame3.jpg ■マラソンや駅伝でお世話になっているOさんのお宅から、このたび養子を迎えました。といってもクサガメの赤ちゃんです。Oさんは50歳を超えられましたが、現在でも、マラソン、トレイルラン、トライアスロンを楽しむ「超人」です。しかも、「超人」とは別に、どういうわけかご自宅で亀の飼育に勤しんでおられます。といいますか、飼育のレベルを超えて養殖をされているかのようです。Oさんのお宅には大きな亀の池があり、クサガメたちはお庭で産卵をすることから、今年の春、たくさんの赤ちゃん亀が誕生しました(クサガメは、夏に産卵し、秋に土の中で孵化し、そのまま土の中で越冬します。そして春になるとゾロゾロと土の中から出てくるのです)。毎年、たくさんの亀が誕生するのです。そのうちの3匹を養子に迎えたというわけです。

■クサガメは在来種です。平地の池沼や河川の開けた止水域など、水の流れのゆるやかな場所に棲んでいます。ちなみに、長生きすると寿命は30年程になるそうです(滅多にはないそうですが…)。自然界では50歳というものも確認されているようです。「亀は万年、鶴は千年」と言いますが、そこまでは生きないにしても長寿であることに間違いはありません。小さいうちは、命を失うことも多いようですが、いったん体が大きく成長すると長生きするようです。しかし、私はあと30年とても生きることができません。このクサガメ達が長生きした場合は、我儘を言いますが子どもたちに託すことにします。昨年の秋に結婚した私の長女は、小学生の頃、亀の自由研究をするほど亀好きでしたし。現在、3匹とも、ホームセンターで買ってきた白い半透明のコンテナの中で暮らしています。クサガメは人になれるらしく、良い関係を作れるように世話をします。早く、慣れてくれるといいなと思っています。

20160513kame4.jpg■クサガメの養子を迎えるにあたり、『亀のひみつ』という本を入手しました。著者は、岡山で晶文庫という古書店を経営されている田中美穂さんです。お店とご自宅で、8匹の亀と2匹の猫と暮らしておられます。本の中身は、いわゆるガイドブック的なものを超えています。ご自宅の居室を自由に往来するクサガメのサヨちゃん(雄)の、愛嬌溢れる生態?!についてのエッセイ…という感じです。例えば、サヨちゃんが猫のことが気になって、猫がやってくるのを待ち伏せしているとか…。面白いんです。しかも、亀飼育初心者にも役立つ、飼い方等の様々な情報も紹介されています。非常に勉強になりました。

■本を読み進めると、イシガメとクサガメの産卵場所についての説明がありました。イシガメは普段の生活圏から比較的近い場所に産卵し、クサガメは、かなり離れた場所に産卵します。なぜか。イシガメは河川の上流域に棲んでいるわけですが、クサガメは中流から下流域のあたりに住んでいるので、河川の増水によって卵が流されてしまう危険性があり、そのたに普段の生活圏から離れたとこに産卵するのではないか…といわているようです。増水によって卵が流されないように、離れたところに産卵するわけですね。こういった亀の進化にも関わる話題も、所々に書かれています。勉強になりました。

豆苗の再生栽培

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■体調がよくありません。先週末に発症した発熱は、なんとか下がりましたが、咳が止まりません。寝ている間も咳が出るので、困っております。ゆっくり休むことができません。その咳もいったんで始めるとなかなかおさまりません。医師の診断を受け、処方してもらった薬をきちんと飲んでいるんですけどね〜。なかなかよくなりません。いろいろお知り合いの皆さんからもご心配をいただいております。咳をおさえるための様々な方法についてご教示いただきました。ありがとうございます。咳止めの漢方薬も教えていただきました。助かります。風邪以外の病気かもしれないと、ご自身のご経験からアドバイスをくださった方もいらっしゃいます。もう少し様子をみて、次の対策を練るようにいたします。まあ、こんな感じなのですが、咳以外はなんとかなっているので、いつも通り親の介護をして、大学にも出勤はしております。学生の皆さんには申し訳ないのですが、時々咳をしながら授業もなんとかやっております。

■そのようなこととはまったく関係ないのですが・・・。最近、大津に転居して自宅に庭ができたことから、小まめに庭の手入れをしています。毎日、複数回、朝や夕方に庭を巡回して草むしりをしています。日々、成長し変化する庭の草花を楽しんでいます。植物に関心がわいてきたことから自分でもミントやシソ、そしてパセリを鉢植えしています。庭に爆発的に繁殖するのを防ぐために、鉢植えにしています。それから、知人から教わったのですが、スーパーマーケットの野菜売り場で売っている「豆苗」の再生栽培にも取り組んでいます。再生栽培というと、大げさに聞こえますが、包丁で豆苗をきったあとの残りのスポンジを再び水につけて、2回目の豆苗を収穫しようというわけです。左側は、再生を開始して1週間ぐらいでしょうか。右側は、まだ5日ぐらいかな…。こうやって半分遊んでいるのですが、なかなか楽しいものです。

小さな花たち

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20160424garden8.jpg■春真っ盛りですね。注意してみると、身の回りに、たくさんの可憐な草花を楽しむことができますね。私自身は、植物の名前などほとんどわからないのですが、最近、いろいろ気にかけています。友人や知人にご教示いだだき、家族にも教えてもらい、なんとか写した花たちの名前を確認できました。でも、これだけでも記憶するのはなかなか大変です。

■これらのものは、おそらく全部が園芸種なんだと思います(思います…というのは、草花に無知でよく知らないから)。これら園芸種に加えて、道端や田んぼのあぜ道に生えている小さな野草の類がわかるようになると、多分散策が楽しくなるんでしょうね〜。それには、相当の訓練がいると思いますが。

ワスレナグサ/ムラサキケマン
ジャノメエリカ/ヒメウツギ
ムスカリ/シャガ
ドウダンツヅジ/シバザクラ
ハナニラ/イカリソウ
シラン/ヒメウツギ
タイム

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